電子機器とバッテリー
個人用の電子機器とバッテリーは危険物とみなされます。これは、破損した場合に発熱、ショート、発火の恐れがあるからです。
こちらで個人使用の電子機器とバッテリーに関する詳しい情報をご案内しています。どのような条件のもとでお持ち込みが許可されているかをシンボルマークで示しています。
欠陥や破損があるもの、または安全上の理由からメーカーがリコールした個人用の電子機器やバッテリーを持ち込むことは禁止されています。
電子機器とバッテリーのリストはすべてを網羅するものではなく、随時改定や範囲拡張される可能性があります。
リチウムイオン電池の出力はワット時定格量(Wh)で規定されます。リチウム金属電池はリチウム含有量(LC)で規定されます。
ワット時定格量の算出方法:
- ワット時定格量(Wh)=定格容量アンペアアワー(Ah)× 公称電圧(V)または
- ワット時定格量(Wh)=定格容量ミリアンペアアワー(mAh)× 公称電圧(V)÷1,000
容量制限:ワット時定格量が最大 機器1個あたりワット時定格量が最大100 Whまたはリチウム含有量が2 g以下
個数制限:乗客1人につきバッテリー搭載機器15台まで
個人使用の携帯用電子機器:
- ノートパソコン、携帯電話、タブレット
- 電動の洗面用具(歯ブラシ、髭剃りなど)
- 電動のおもちゃ
- ドローン、腕時計、ポケット電卓、あるいは
- その他のゲーム機器または通信用電子機器
これらは可能な限り、機内持ち込み手荷物に入れてください。
受託手荷物の輸送規則
- 最大:スマートフォンより大きな機器は3台まで
- 可燃性の高いもの(香水、エアゾールなど)と一緒に梱包しないでください。
- 機器の電源を完全に切り、不用意に起動しないように保護してください。
- アプリケーション、アラーム、プリセット設定が無効になっていることを確認してください。
- 適切な梱包材、または十分なパッドが入った頑丈なバッグ・ケースに入れて機器を保護してください。
- 複数の機器を輸送する場合は、機器同士を別々に収納してください(衣類あるいはご購入時の梱包ケースを使用するなど)。
パワーバンクは電子機器ではなく、交換用の予備バッテリーとみなされます。パワーバンクの持ち運びに関する情報は、次の項目をお読みださい:「パワーバンク、予備のバッテリー、電池単体」
ご注意:
- バッテリーのワット時定格量が100 Wh~ 160 Wh(最大)までの場合、航空会社の輸送許可が必要です。
- 輸送許可の承認が必要な機器とバッテリーをお持ち込みの場合、フライトのご予約時にルフトハンザ サービスセンターまでお申し出ください。
個人用の携帯電子機器で、リチウムを含まない電池(アルカリ-マンガン電池、亜鉛-炭素電池、ニッケル-カドミウム電池、ニッケル水素電池など)を搭載したもの:
- 電動の洗面用具(歯ブラシ、髭剃りなど)
- 電動のおもちゃ
- ドローン、腕時計、ポケット電卓、あるいは
- その他のゲーム機器または通信用電子機器
これらは可能な限り、機内持ち込み手荷物に入れてください。
受託手荷物の輸送規則
- 機器の電源を完全に切り、不用意に起動しないように保護してください。
- アプリケーション、アラーム、プリセット設定が無効になっていることを確認してください。
- 適切な梱包材、または十分なパッドが入った頑丈なバッグ・ケースに入れて機器を保護してください。
- 複数の機器を輸送する場合は、機器同士を別々に収納してください(衣類あるいはご購入時の梱包ケースを使用するなど)。
防漏型湿式バッテリーの輸送条件:
- 容量制限:ワット時定格量が最大 12 V / 100 Wh(各バッテリーにつき)
- 防漏型湿式バッテリー(ジェルバッテリーなど)は、自由に動く液体、吸収されていない液体を一切含んでいてはいけません。
パワーバンクは電子機器ではなく、交換用の予備バッテリーとみなされます。パワーバンクの持ち運びに関する情報は、次の項目をお読みださい:
リチウム電池の容量制限と個数制限:
リチウム含有量が最大2 g
* 個数制限には、すべてのタイプのバッテリー、つまり防漏型湿式バッテリー、乾式バッテリー、ジェルバッテリー、リチウム電池が含まれます。
** 医療機器用のみ
輸送条件:
すべてのバッテリーが、短絡を防ぐために個別に絶縁されていなければなりません。ご購入時のオリジナル梱包のまま輸送、露出した端子を粘着テープで覆う、または各バッテリーを別々のビニール袋や保護バッグに入れて梱包してください。
防漏型湿式バッテリーの容量制限と個数制限:
- 最大:12 V / 100 Wh(各バッテリーにつき)
- 最大:予備のバッテリー2個まで
ご注意:
- 機内でパワーバンクの充電は禁止されています。
- リチウム電池のワット時定格量100 Wh~ 160 Wh(最大)、ならびにリチウム含有量が2 g~8 g(最大)の場合は輸送許可が必要です。
- 許可が必要なパワーバンクとバッテリーについては、ご予約時にルフトハンザ サービスセンターまでご連絡ください。
これには以下の機器が含まれます:
- ホバーボード
- Eバイク
- 電動アシスト自転車(ペデレック:Pedelecs/S-Pedelecs)
- Eスクーター
- 電動モノホイール
- 電動ラゲッジスクーター(例:ModobagsまたはAirwheelなど)
- ダイビングスクーター
- セグウェイ
- 電動ベビーカーまたは電動ゴルフキャディー
この禁止条項は、電源容量ならびにバッテリー内蔵か取り外し可能かに関係なく適用されます。またこれらバッテリー駆動の個人用・スポーツ用輸送機器は、バッテリーを搭載していない場合でも輸送禁止です。
上記は、これらが適用される機器の範囲の一例となります。
これらの品目は、IATAの危険物に関するガイドラインに従った貨物としてのみ輸送することができます。
航空機の安全性と積載性を理由に、以下の制限があります:
- バッテリー容量
- 総重量
- 車椅子または移動補助器具のサイズ
ご注意:
- 車椅子や移動補助器具を輸送される場合は、航空会社からの輸送許可が必要です。
- 確認と承認のため早い段階で、遅くともフライト出発時刻の48時間前までに、車椅子または移動補助器具の詳細(メーカーの技術データまたは取扱説明書)と必要事項をフォームにご記入のうえ、以下のアドレスまでご連絡ください:specialcases@dlh.de
ご注意:ドキュメントを正しく表示するには、Adobe Acrobat Readerを使用してください。
リチウム電池の容量制限:機器1台につきワット時定格量が最大160 Whまたはリチウム含有量が8 g以下
防漏型湿式バッテリーの容量制限:機器1台につきワット時定格量が最大100 Wh、12 Vまで
ご注意:
- 携帯型の医療電子機器には、航空会社の輸送許可と機内での使用に関するメディカルクリアランスが必要です。
- 事前の承認と医療上の確認のため、遅くともフライト出発時刻の48時間前までに、器具の詳細(メーカーの技術データまたは取扱説明書)をメディカルオペレーションセンターまでお送りください:specialcases@dlh.de
米国行きのフライトの場合、米国メディカルデスク(月~金:09:00 - 15:00)までお電話でご連絡ください。+1-516-296-9580
個数制限: 個人で使用する分量に限ります*
リチウム電池の容量制限:機器1個あたりワット時定格量が最大100 Whまたはリチウム含有量が2 g以下
機内持ち込み手荷物の輸送制限:
- 機内での使用または充電は禁止されています。
- 電子タバコはフライトの間中、終始保護容器に収納しておかなければなりません。
- 誤作動がないように保護されている必要があります。
ご注意:一部の国では、電子タバコやその他類似の噴霧器はお持ち込みが禁止されています。
* 携帯用電子機器は、乗客1名につき合計15台までの個数制限が適用されます。
個数制限:乗客1人につきリチウム電池搭載の機器は最高15台まで(お持ちの電子機器すべての総数)
リチウム含有量が最大2 g
これらは可能な限り、機内持ち込み手荷物に入れてください。
受託手荷物の輸送規則
- 最大:スマートフォンより大きな機器は3台まで
- 可燃性の高いもの(香水、エアゾールなど)と一緒に梱包しないでください。
- 機器の電源を完全に切り、不用意に起動しないように保護してください。
- アプリケーション、アラーム、プリセット設定が無効になっていることを確認してください。
- 適切な梱包材、または十分なパッドが入った頑丈なバッグ・ケースに入れて機器を保護してください。
- 複数の機器を輸送する場合は、機器同士を別々に収納してください(衣類あるいはご購入時の梱包ケースを使用するなど)。
パワーバンクは電子機器ではなく、交換用の予備バッテリーとみなされます。予備のバッテリーの持ち運びに関する情報は、次の項目をお読みださい:「パワーバンク、予備のバッテリー、電池単体」
ご注意:
- 写真・ビデオ撮影機器:バッテリーのワット時定格量が100 Wh~ 160 Wh(最大)までの場合、航空会社の輸送許可が必要です。
- 許可が必要な機器またはバッテリーのお持ち込みについては、ご予約時にルフトハンザ サービスセンターまでご連絡ください。
個数制限:乗客1人につき雪崩救難用バックパック1個
ご注意:
- 雪崩救難用バックパックの輸送には航空会社の許可が必要です。
- ご予約時にルフトハンザ サービスセンターまで雪崩救難用バックパックの輸送についてご連絡ください。
雪崩救難用バックパックのリリース機構の技術的構造には、公的輸送規則の危険物が含まれている可能性があります。
リリース機構の危険物規則:
- 火工品トリガー機構:危険物区分1.4Sに該当する爆発性物質(内容量が200 mg以下)
- リチウム電池搭載のリリース:最大100 Wh またはリチウム含有量が2 g以下
- コンデンサ付きトリガー:コンデンサは充電していない状態で、短絡から保護されている必要があります。雪崩救難用バックパックは、頑丈な外箱(ハードケースなど)に入れ、輸送中にコンデンサが誤作動しないように梱包する必要があります。
- 内蔵のガスカートリッジがトリガーとなる場合:ガスは危険物区分2.2に準拠する必要があります。
その他の輸送規則:
- 雪崩救難用バックパックは誤作動がないよう梱包する必要があります。
- バックパックの中のエアバックは必ず圧力開放弁を装備していること。
- 危険物区分2.2に準拠するガスカートリッジは、雪崩救難用バックパックに組み込まれ、起動用トリガーとなる設計の場合のみ輸送が認められます。
- さらに追加でアクティベーションハンドルと交換用ガスカートリッジを輸送することは禁止されています。
- 米国発着便・国内線:火工品トリガーやガスカートリッジ内蔵の雪崩救難用バックパックの輸送は許可されていません。ただし、火工品トリガーがなく、ガスカートリッジが完全に空の場合を除きます。
個数制限: 個人で使用する分量に限ります*
* 携帯用電子機器は、乗客1名につき合計15台までの個数制限が適用されます。
ご注意:
- ダイビングライト、はんだごて、その他、熱を発生する器具は航空会社の輸送許可が必要です。
- ダイビングライト、はんだごて、その他、熱を発生する器具のお持ち込みについては、ご予約時にルフトハンザ サービスセンターまでお申し出ください。
機内持ち込み手荷物の輸送制限:
- 器具の電源は切っておく必要があります。
- 極端な熱を発する可能性のある携帯用電子機器のバッテリーや発熱体は、取り外して絶縁しなければなりません。
- これには、バッテリーまたは電池を挿入した携帯用電子機器の輸送に関する規定が適用されます。詳しくは、「パワーバンク、予備のバッテリー、電池単体」ならびに「リチウム電池搭載の個人用携帯電子機器」の持ち運びに関する情報をお読みださい:
個数制限(リチウム電池を含む*):乗客1人につき20個
* 個数制限には、すべてのタイプのバッテリー、つまり防漏型湿式バッテリー、乾式バッテリー、ジェルバッテリー、リチウム電池が含まれます。
防漏型湿式バッテリーの例:ジェルバッテリーまたはAGMバッテリー
ドライバッテリーの例:ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、アルカリ-マンガン電池、亜鉛-炭素電池
防漏型湿式バッテリーとドライバッテリーの輸送条件
- 防漏型湿式バッテリー(ジェルバッテリーなど)は、自由に動く液体、吸収されていない液体を一切含んでいてはいけません。
- バッテリー自体が発熱しないように保護されていなければなりません。
- すべてのバッテリーが、短絡を防ぐために個別に絶縁されていなければなりません。ご購入時のオリジナル梱包のまま輸送、露出した端子を粘着テープで覆う、または各バッテリーを別々のビニール袋や保護バッグに入れて梱包してください。
防漏型湿式バッテリーの容量制限と個数制限:
- 最大:12 V / 100 Wh(各バッテリーにつき)
- 最大:予備のバッテリー2個まで
容量制限:ワット時定格量が最大 100 Wh / リチウム含有量が2 g以下
輸送規則:
- バッテリーは手荷物(スーツケース)から取り外してください。
- 取り外したバッテリーは客室内で輸送してください。詳しい情報は「パワーバンク、予備のバッテリー、電池単体」の項目をお読みください。
- スーツケースはバッテリーを取り外した状態で受託手荷物として輸送することができます。
ご注意:
- 電子ロックや電子体重計など、取り外しができないリチウム電池内蔵のスマート機器については、次の項目の容量制限についてお読みください:「スマートバゲージ – 取り外しのできないリチウム電池内蔵」
- バゲージトラッカーまたは電子バゲージタグ(EBTS)に関する情報は、次の項目をご覧ください:「バゲージトラッカーと電子バゲージタグ(EBTS)」
- バッテリーのワット時定格量が100 Wh~ 160 Wh(最大)までの場合、航空会社の輸送許可が必要です。
- 許可が必要なパワーバンクとバッテリーについては、ご予約時にルフトハンザ サービスセンターまでご連絡ください。
容量制限:ワット時定格量が最大 2.7 Wh / リチウム含有量が0.3 g以下
ご注意:
- 2.7 Whまたはリチウム含有量が0.3 gを超えるリチウム電池内蔵のスマートバゲージの輸送は禁止されています。
容量制限:ワット時定格量が最大 2.7 Wh / リチウム含有量が0.3 g以下のリチウム電池搭載
輸送制限:
- 認可されるトランスファー機能:Wi-Fi、UWB、Bluetooth、RFIDなどの低エネルギー伝送機能
- トラッカーは損傷を防ぐため、手荷物の中に収納しなければなりません。
BAGTAGやリモワのスマートバッグなど、ルート表示機能付きの電子バゲージタグ(EBTS)を装着した手荷物(印刷した手荷物タグの代わりに使用)は、受託手荷物および機内持ち込み手荷物に入れることができます。
ヨーロッパの航空安全確保を管轄する欧州航空安全機関(EASA)が、リチウム電池の危険性と正しい取り扱いについてこちらのビデオでご説明しています。
記載されている以外の電子機器やバッテリーをご旅行中、持ち運びになる場合は、サービスセンターまでご連絡ください。
その他の輸送情報:
- すべてのリチウム電池は、UN Manual of Tests and Criteria, Part III, Section 38.3(国連試験基準マニュアル第III部第38.3項)の要件を満たしている必要があります。
- 許可されていない電子機器やバッテリーを輸送しようとする場合、空港で当該品を没収される可能性があります。没収された物品については、いかなる責任も負いません。
- この輸送ガイドラインは、電子機器とバッテリーの安全な輸送に関する国内規制および現行のIATA危険物規則に準拠しています。ルフトハンザ ドイツ航空は安全上の理由により、さらに制限的な措置を講じる権利を有します。
- また、国によっては、より厳しい規制が適用される場合もあります。